越冬地

tatsuamano2006-12-22

以前から訪れたいと思っていた宮城県は伊豆沼、蕪栗沼に訪れる機会がありました。
この2つの沼を中心としたこの地域はマガンの日本最大の越冬地で、近年では10万羽近い個体数が記録されることもあります。
いままではずっと中継地でマガンの研究をしてきたのですが、やはり渡り鳥の保全とか管理と言うには越冬地や繁殖地のことも知らないと。ということで。
幸いなことに、SMDさん、STさん、といった地元でバリバリ観察をしてこられた方々に案内していただいたり、お話を伺ったりすることができました。同じマガンとはいえ、環境、時期が違うと違う行動パターンも見られ、面白かった。
それにしても、これまで北海道で見てきた標識個体を遠く離れた越冬地で確認すると、感慨があるものですね。かつて農家の方も「寒いなかよう帰ってきたのぉ」と迎えていたそうです。渡り鳥の不思議な魅力を再確認しました。
写真は、携帯ストラップに食いつこうとする貪欲なオナガガモです。