2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

科学の知識

保全管理に対して学問が貢献するには、 誰も気づかなかった問題提起を行う 発生した問題に対して具体的な解を提示する といった大まかに2つの方法があると思います。 前者の貢献を行うためには多くの科学的知識の蓄積が必要な一方で、後者は案外既存の知識…

おつかれさま

大学の研究室で長らく一緒だったynynさんが無事学位審査を終え、日本を離れることとなりました。 今はもう9年(?)過ごした日本に最後の別れをし、母国に戻っている頃でしょうか。 僕にとっては本当に何の気兼ねもなく話のできる友達として、お互い相方ぐる…

日本かっ!

こないだダメだった方の論文をちょっと北方へ。 と、すぐに返事。 「Xmasと年始休暇のため、編集部は閉まっています。」 まぁそうでしょうそうでしょう。 「メールは編集部が再開する1月8日以降処理されます。」 って8日! クリスマス休暇が長いイメージはあ…

越冬地

以前から訪れたいと思っていた宮城県は伊豆沼、蕪栗沼に訪れる機会がありました。 この2つの沼を中心としたこの地域はマガンの日本最大の越冬地で、近年では10万羽近い個体数が記録されることもあります。 いままではずっと中継地でマガンの研究をしてきた…

駆け込み

キリスト教の人は12月も半ばになれば仕事をしないのではという幻想とはウラハラに、はたまた仕事をしなくするためのやっつけ仕事だったのか、論文査読の結果が立て続けに二通・・ ひとつは査読なしリジェクト。これはちょっとした結果を主張もこめて新たに論…

農水省

いま僕のいる職場は農水省の関係研究機関なので、一部の(だいぶの?)研究内容については農水省(本省というやつですね)の方々と打ち合わせをする機会があります。 特にOECD(経済協力開発機構)において農地の多面的機能を評価することが求められており、…

英会話研修最後

半年続いた英会話研修最後のクラスでした。 キルトン先生という熱心な先生にお世話になり、週1ながらも充実した時間を過ごせてきたと思います。 ひとつ大きかったのは、英語をどう学んでいったらいいのか聞くことができたこと。言語を意識して習得したとい…

年末

「師走とはよく言ったもので。。」という意味すらよく分からなかった学生時代を過ごしてきたものの、気づくと何だか12月は忙しいような。 でも何に忙しいんだかよくわからず、よくよく考えてみると、特に忙しくもなかったりして。 ひとつ言えることは、職場…

スタンス

Ludwig et al 1993 Uncertainty, resource exploitation, and conservation: lessons from history. Science 260:17, 36. 読みました。古い論文ですが、最近保全への提言を目指す研究者としてのスタンスに頭を悩ませている身としては、改めて勉強させてもら…

地域密着型保全活動に研究者はどう貢献できるのか?

2日間にわたって江戸崎で行われた「第三回全国オオヒシクイ会議」に参加し、宮島沼でのマガンの保全管理と農業被害対策について研究の紹介をしてきました。 ロシアからの研究者の発表や、稲波干拓地でのオオヒシクイのモニタリング結果、片野鴨池の取り組み…

自由集会

生態学会で自由集会をやることになりました〜! 【タイトル】 生物の空間分布データから生態学的プロセスを推測する 【企画者】 角谷 拓(東大・農) 【共同企画者】 天野達也 共同企画者とは名ばかりで、「あ〜いいよねぇ、そんな自由集会!」と話に乗って…