2014-01-01から1年間の記事一覧

国際学会

4年に一度のInternational Ornithological Congress(IOC)が、いよいよ1週間後から東京で開かれます。4年以上前から日本鳥学会を中心とした多くの方々が費やしてきた努力が結集される大会で、大変楽しみにしています。私もChris Elphick氏と企画している “…

ツールドフランスがやってきた!

ツールドフランス、いよいよ今日が最終日です。もう3週間前の話となってしまいますが、ツールドフランスがケンブリッジにやってきた熱狂の一日のことを少々…かなり(1〜2年?)前にニュースを初めて知った時から、首を長くしてこの日のことを楽しみにして…

夏全盛

ワールドカップ、なかなか本来の持ち味を出せずにいますね…。渡英してから特に海外組の選手達には一方的に共感をもって過ごしてきましたので、彼らの気持ちを考えるとなかなか応えるものがありました。コロンビア戦、必ず悔いの残らないような試合をしてくれ…

気候変動は主に生物間相互作用の改変を介して種に影響を及ぼす

Ockendon, N., Baker, D.J., Carr, J.A., White, E., Almond, R.E.A., Amano, T., Bertram, E., Bradbury, R.B., Bradley, C., Butchart, S.H.M., Doswald, N., Foden, W., Gill, D.J.C., Green, R.E., Sutherland, W.J., Tanner, E.V.J. and Pearce-Higgins…

ジクロフェナク禁止以降のエジプトハゲワシ(Egyptian vulture)とミミハゲワシ(Red-headed vulture)の運命

Galligan, T.H., Amano, T., Prakash, V.M., Kulkarni, M., Shringarpure, R., Prakash, N., Ranade, S., Green, R.E. and Cuthbert, R.J. (in press) Have population declines in Egyptian vulture and red-headed vulture in India slowed since the 2006…

ミミジロコバシミツスイ(white-plumed honeyeater)が示す長期体サイズ変化は温暖化が原因か?

Gardner, J.L., Amano, T., Mackey, B.G., Sutherland, W.J., Clayton, M. and Peters, A. (in press) Dynamic size responses to climate change: prevailing effects of rising temperature drive long-term body size increases in a semi-arid passerine…

生物多様性にとって景観の異質性は常に「善」?

今年に入ってから最近の共同研究から共著となっている論文が立て続けに発表となりましたので、簡単に紹介していきたいと思います。 Katayama, N, Amano, T., Naoe, S., Yamakita, T., Komatsu, I., Takagawa, S., Sato, N., Ueta, M. and Miyashita, T. (in …

3月のいろいろ

3月は一時帰国などでバタバタしていたこともあり、ブログの更新ができませんでした。少し駆け足になってしまいますが、いくつか書きたかったことをまとめてみます。 まず2月末から3週間、ちょうど1年振りに一時帰国をしました。久しぶりに日本に滞在していろ…

開花時期を早めるか、それとも分布域を変化させるか

新しい論文が出版となりました。 Amano, T., Freckleton, R.P., Queenborough, S.A., Doxford, S.W., Smithers, R.J., Sparks, T.H. and Sutherland, W.J. (2014) Links between plant species’ spatial and temporal responses to a warming climate. Proce…

オーフス

デンマークでコペンハーゲンに次ぐ第二の規模の都市、オーフスに行ってきました。街のほぼ中心に位置するオーフス大学では、生態学の分野では今回のホスト役となったエンス−クリスチアン・スベニング氏らを中心として、生物地理学やマクロ生態学が盛んです。…

新年

明けましておめでとうございます。昨年中も多くの方々に大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。昨年はとても研究に集中することのできた一年であったと思います。保全科学における4つの障壁についての論文から始まり、水鳥の絶滅リスク分…