2012-01-01から1年間の記事一覧

BES

すっかりとクリスマスムードの中、久しぶりに12月開催に戻ったイギリス生態学会の年次大会に参加してきました。バーミンガム大学での開催です。 イギリス生態学会は恐らくイギリス国内では最大の生態学関連の学会だと思いますが、それほど巨大ではなく、大…

見てきました。

少し前の話になってしまいますが、ようやく見てきました。 こちら! は、ケンブリッジを初めて訪れたケイトことキャサリン妃でした。あ、旦那さんもいたんですけどね(笑) ではなく… こちらです! Snettishamは広大な干潟で有名なThe Washの中でも人気のRSPB…

Single species, multi species, field work, desk work …

10月からヒューという新しいポスドクが同部屋にやってきた。Knowledge Exchange Programmeといって、科学者と行政のギャップを埋めようとビルが新しく始めたプロジェクトの担当である。 この彼、結構なイケメンである。人柄もいい。そのうえ、今や吉田麻也や…

デンマークとマクロエコロジー

参加しているプロジェクトのミーティングのため、デンマークはコペンハーゲンを訪れました。コペンハーゲン大学のCarsten Rahbekが所長を務める、Center for Macroecology, Evolution and Climate (CMEC)が目的地です。 CMEC以外にも同じくデンマークのAarhu…

The Illustrated Guide to a Ph.D.

9月最後の週末を迎え、ケンブリッジは新入生や夏休みから戻ってきた学生で溢れかえっています。 たくさんの荷物を積んだ車に、さも誇らしげな両親と、初めてのひとり暮らしに興奮と不安が隠しきれない息子や娘が乗って、次々とカレッジに入って行きます。カ…

Driving license

どこかで見たな…あぁあれはもう1年も前のことか、と思いを巡らせてしまった車の停め方。 渡英から1年が過ぎ、出国前に取得した国際運転免許証が失効してしまいました。イギリスでは運転中でも免許を携帯する義務はないそうなのですが、もちろん所有していな…

Chief Scientists

サッカー日本代表、イラク戦に無事勝利しました。それはよかったのですが、気になったのは本田の試合後コメント: 「ゴールはケチャップのようなもの。出ないときは出ないけど、出るときはドバドバッと出る。」 ? 違和感が否めない…カゴメケチャップはめち…

1年

イギリスではここ数カ月で、女王の即位60周年祝賀式典が盛大に行われ、ウィンブルドンで全国民の期待を背負ったアンディ・マリーが涙を流し、そしてTeam Great Britainの劇的な活躍に沸いたオリンピックも終わりを迎えました。7、8月には気だるい程に暑い日…

マクロエコロジーとツイッター

帰りがけの挨拶で、"Have a good evening!"というフレーズを最近よく聞くような気がします。夜は22時まで明るく、仕事後にもイベントごとの多い夏だからこその挨拶なのかもしれません。が、返答はどの季節でも"You too!"でOKです(笑)。 さて2011年のインパク…

リジェクトと健全な研究生活

今思えばずいぶんと先見の明がある西洋人だったと感心する2週間前のケンブリッジでの写真。 それはともかく。 投稿した論文の査読結果に一喜一憂することは研究者にとって宿命なんでしょうか… こちらに来てから始めた研究もそろそろ論文化の段階になってお…

Welcome, superb and splendid

オーストラリアに2週間滞在してきました。 正確にはキャンベラ、もっと正確に言えばオーストラリア国立大学(ANU)からほとんど出ることはありませんでしたが…。以前より共同研究を計画していたANUのジャネット・ガードナー氏に招かれ、集中的に作業を進める…

引用

自分の論文が引用されるというのは嬉しいものです(画像は全く関係ありません…)。 もちろん自分の論文が出版されて世界に公表されるのも嬉しいものなのですが、それがさらに誰かに引用されるというのは、自分の研究が認知され、評価された、という実感を得…

スタート

だいぶ久しぶりの更新となってしまいました。 ケンブリッジでは花が咲き乱れ鳥も囀りすっかり春、と思いきや、急に冷えたり、また暖かくなったりを繰り返す毎日です。 2〜3月は帰国していたこともあって、あっという間に過ぎてしまった気がします。 2月の…

白地図

人とのコミュニケーションについて、渡英してからほど考えさせられていることはこれまでないだろう。 なかなか伝えたいことがうまく伝えられない環境にいると、人との関係がどのように築かれていくのかということにとても敏感になる。人との関係は、日常で交…

リチャード・プリマック

学部4年で研究の世界に足を踏み入れた時、初めて読んだ教科書というのは今でもとても印象に残っています。 Foraging Theory (Stephens & Krebs 1987) 「動物の観察」がこうやって科学になるのか、と初めて実感した本です。 From Individual Behaviour to Pop…

2012年

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 前回こちらにいた時には、正月前後に旅行していたのであまり感覚がなかったのですが、今回普段通りに自宅で年明けを迎えると、日本は世界の中でも早く一日が始まる国だなと改めて実感…