Driving license

tatsuamano2012-09-22

どこかで見たな…あぁあれはもう1年も前のことか、と思いを巡らせてしまった車の停め方
渡英から1年が過ぎ、出国前に取得した国際運転免許証が失効してしまいました。イギリスでは運転中でも免許を携帯する義務はないそうなのですが、もちろん所有していないのは法律違反です。もっと早く手続きをすればよかったのですが、ようやく日本の免許証からこちらのものに書き換えることとしました。
ちなみに書き換えの手続きを調べていて知ったのですが、「英国入国(居住開始)から12ヶ月は、日本の運転免許証のみで運転することができる」そうです。
英国運転免許証への切替手続き(在英国日本国大使館)
国際免許は1年で失効してしまいますので、この1年、あれを持っていたのは意味がなかったということになりますね…
日本→英国への免許書き換えの手続きは、上記大使館のページに細かく説明されています。最も驚いたのは、2004年までは「DVLA及びDVAは切替申請時に提出された海外の運転免許証を申請者に返還していませんでした」という点です。そのため、帰国時に運転するためには、(1)紛失扱いで再発行、(2)英国→日本へ再度切り替え、(3)英国で国際免許取得、しか方法がなかったそうです。何という…
が、大使館による交渉の結果、今では提出された日本の免許証も大使館に返還されることとなったそうです。さすが大使館、頼りになります…
上記詳細な説明のお陰で、大使館からの英文証明書の取得、WimbledonにあるDVLA local officeでの申請、と問題なく済ませることができました。郵送による申請では身分証明用のパスポートも送らなければならないという不安があるのですが、日本を含めた何カ国では事務所で「別途手数料を払えば」、その場でパスポートが返却されます。全部で50数ポンドだったでしょうか。「写真認証(添付する写真が本人であるという第三者による証明)」というややこしい手続きも、事務所での申請では省略され便利でした。
英国免許の発行までは約3週間かかります、と言われ、1ヶ月程は覚悟していたのですが、予想外に10日ほどで普通郵便(笑)にて届きました。これでもう堂々とビールでもワインでもウォッカでも、学生街のど真ん中であろうとも買うことができます!!

提出した日本の免許は「約3カ月で大使館に返します」と確かに説明を受けました。ただ大使館によると、「提出された日本の運転免許証全てが当館へ必ず返還されるといった保証はございません。」だそうです。でしょうね。いつもの日和見対応なんでしょうとも。そもそもなんで3カ月もかかるのかよくわかりませんが、期待せずに待つこととします。
こちらで人と話していると、よく「日本は左側通行なんだ!いいね。」と言われることがあります。オーストラリア、南アフリカ、インドなど英連邦に所属する国がイギリスと同じ左側通行なのはある意味納得ですが、世界的にはほとんどの国が右側通行のなか、偶然にも日本でも左側通行のため、車の運転はもちろんのこと、自転車や徒歩など道路に出た時に何の違和感もなく過ごせるのはやはり楽でいいと思います。ちなみにエスカレーターはロンドンでは右側に立つ大阪スタイルです。日本の車線が左側通行の理由ですが、明治期にイギリスから制度を導入した、武士が左腰に刀を差していたため、など諸説あるそうです。武士の話はこちらでいい話のネタになりそうですが、「諸説ある」のニュアンスが伝えられないと間違って伝わってしまいそうでなかなか説明できません…
イギリスは10月が迫り、いよいよ肌寒くなってきました。また暗い季節だなと実感すると同時に、なぜか少し懐かしいような気持ちにもなります。こちらでは寒くて暗い冬の雰囲気がベースになっているのかもしれません。気付くとクリスマス休暇に入ってしまいそうですので、時間を大切にして毎日過ごしたいと思っています。