映画を父親と見に行く。

30日に実家に帰りまして。
相変わらず鈍行乗り継ぎの貧乏行程です。もう27なのに。。。
晦日には、父親と
男たちの大和
を見に行きました。父親が結構映画好きなんですね。これが。
行く前のこの映画に対する印象と言えば・・

  • やたら金がかかっている
  • いまさら戦艦大和メイン
  • 反町&獅堂主演(若者狙い?)
  • ヒューマンドラマ→反戦メッセージ

という感じで、一言で言えば、「ありがち?」と、思っていたのです。
が!!
ごめんなさい。ほんとあやまります。大変すばらしい映画でした。といっても「すばらしい」というのもちょっと違って、一言ではうまく表せないのですが。。
 とにかく、上映中は話にどんどん引き込まれていって時間など全く気にならなくなり(結構長い。)、終わった後には呆然という感じで。いままでこれほど映画に引き込まれたことはなかったように思います。
 特に工夫された話ではないのですが、それだからこそメッセージもストレートに伝わるというか。そして何よりラスト何分かの戦闘シーン。東北大のS先生は、「展開が速く誰がいつ死んだのかわからないので、せっかく描いていた兵士の思いをその死と重ね合わせられない」と表現していましたが、「誰がいつ死んだのか」すらわからないというところにこそリアリティーがあって、それゆえ見ている方が少しでも戦争を実感できる映像になっていたのかな、と思いました。
 あと個人的には音楽の効果も大きかったように思います。久石譲担当だそうで。納得。そしてラストに流れるナガブチの主題歌もまたよかった!これまであんまり聴いたことなかったけど、この歌は染みました。。
とにかく是非、お勧めです。