また一週間

tatsuamano2006-04-15

経ちました。
ブログに書きたいことはいろいろとあるのですが、改めて書こうとすると何から書いていいのやら。。。
とりあえず、写真は新しい居場所です。ようやく念願のデスクトップです。
所属は生物多様性研究領域という、植生・昆虫など21人の研究員からなる大ざっぱなくくりですが、これはこの4月の組織改変の結果で、机があるのは元・植生研究グループの景観生態ユニットと呼ばれていた研究室になりました。鳥をテーマに研究を行っている人がこれまでいなかったので、「あっちはどうだ?」「いやこっちのほうが・・」といった過程を経て、"スケールが大きいから"ということで今の部屋になったそうです。
この「領域」という縦割り所属を横断する形で、「リサーチプロジェクト」というテーマごとのグループも作られています。僕は、「水田生物多様性リサーチプロジェクト」ひとつに関わっていますが、人によってはいくつも掛け持っている人もいます。
この縦割りの領域と、横断型のリサーチプロジェクトの構造を
マトリックス構造」
と呼ぶそうで。。まぁこの辺がこれまでの研修の成果(怒られる・・)でしょうか。
大学の研究室と似ている環境のようで、違うところはたくさんあります。
まず何より「時間の縛り」がありまして(当然ですが・・)。
朝は当分8時半から1時間の昼休みを挟んで、17時にチャイム(!)がなるまでが就業時間です。その後はいつまでいても構わないのですが、何せ今は車がなく、20時20分の終バスまでには帰らなければならないのが不便・・・まぁこの辺はいずれ慣れて行きそうですが。。
時間の縛りについてはフィールドワークの方にもあてはまりそうです。調査はなるべく日帰りで公用車を使うことが原則だそうで。。フィールドは必然と茨城県の水田地帯となりそうです。
いろいろな人の話を聞く限りでは、研究をするための環境はかなりいいのではないかと思います。元々もっている研究費はやはり大学とは比べ物にならないほどのようですし、今後は競争的資金にも積極的にアプライしていくことになるようです。留学や学会など国際経験も奨励されるそうで。英会話教室も開かれるらしい!
ただ、誰からも口をすっぱくして言われるのが、「業績は出していかないと・・」。個々人の研究業績は、所全体での評価に直結し、いまや独立行政法人は存続すら評価次第のようですので。あともちろん自分のためでもありますが。
なぜこれまで鳥の研究を行ってこなかった農環研で鳥なのか、ということもちょっとずつわかってきました。今後またいくつか会議を経て、求められていることとやりたいことの位置づけがはっきりしてくるものと思います。
まぁとりあえずそんなところでしょうか。またいろいろなことをちょっとずつ書いていきたいと思っています。