またこの日々が・・

ねぎがすき☆
とかなんとかのんきなことを書いているうちに、西の方からまさにクビの皮一枚残したメールが届きました。
Reject with resubmission encouraged
というやつらしいです。初めてのパターンなので、何とも言えない心境です。。。「別にもう一度投稿してくれてもいいけど〜」 なのか、「いや是非再投稿してよ!」 なのかが難しいところです。似たような経験をお持ちの方いましたらアドバイスいただけると嬉しいです。
一人は、accept after minor revision、もう一人は、reassessment after major revision。後者も感触は悪くないと思うのですが、やはりこの辺の雑誌は、
「全員もろ手を挙げて賛成」
でないとすんなり進まないということでしょうか。厳しいですね。。。
コメントをじっくりと読んでみると、やはり壁となりそうなのは後者のレフェリーです。このレフェリーは、既に受理されている個体ベースモデルの論文(今回の論文はそのモデルを使って応用への提言をしているのです)も査読したそうです。誰なのかわかりそうでわからないのですが。。。
モデルの面白さも、応用の重要さも、定量的提言の意義もわかってくれています。文体も丁重で、「レフェリーあほ」という感じは全くしません。
ただ、一貫して指摘している問題点は、モデルによる予測のtestability。ほんとにその予測、正しいの?ってことです。もっとvalidation dataがあってもいいんじゃないかとも指摘してます。
ただなぁ。。

  1. そもそも野外で簡単にテストできることではないからモデルを使っている。
  2. モデル自体のvalidationは、前回の論文でかなり詳細にやっている。しかも個体の行動ルールに基づいたモデルを使うことで、新しい環境下(例えば何か対策を行うとか)でも頑健な予測ができるだろう、というのがウリでもある。
  3. 松田先生がおっしゃっていた(と思う・・)、「直感的に理解できる予測結果こそ、応用上のモデルで信頼に足る予測」 という格言を肝に銘じ、いかに複雑なモデルとはいえ、これまで実証でわかってきていることから直感でもわかりそうな範囲での予測結果を提示している

といったことを考えると、このレフェリーを納得させるのは、なかなか大変かもと思う。。
幸いこのレフェリーもエディターも、testable predictionsを明らかにする形で書き直しては、と前向きな提案をしてくれているので、いつも以上に慎重に修正をしていきたいと思ってます。
とまぁほとんど自分の考えを整理するための文章になってしまいましたが・・
ともあれ、「これ論」著者ご本人も、ちょっと前に同じ状況で論文修正を行っていると書いていたのを思い出し、何だかとても励みになりました。俺も何としても通すぞ!
いずれにしても、またしばらくは頭の痛い日々が続きそうです・・