イギリスビザ

tatsuamano2008-08-14

ようやく手に入りました!これで無事に旅立つことができます。
出発が2週間後に迫り、研究所のいろんな人に迷惑やら心配やらかけてしまいました。。特に航空券。ほんとギリギリです。4か月以上前から準備を始めましたが、それでもなんやかんやでこのタイミング。
時間がこんなにかかったのは、ワークパーミットと呼ばれる労働許可証を取った上で、労働者としてエントリークリアランス(ビザ)を取る必要があったからです。関係ない人も多いと思いますが、これまで費やした時間とすり減らした神経の結晶(泣)を記しておきますので、直近にイギリス研究留学する方は参考にしてください。
6か月以上滞在する研究者は、収入源が日本の独法や大学、JSPSであろうと、英国の機関からは一銭ももらわなかろうと、"Sponsored Researcher"というカテゴリーでwork permitを取らなければならないと、最近決められたようです(ただしサバティカルの人は別)。
そしてこのwork permitは自分ではなく、受け入れ先に申請してもらいます(これがまた時間がかかる・・)。向こうの研究機関の担当者とコンタクトを取り、sponsored researcher用の用紙に必要事項を記入、残りを先方に埋めてもらい、添付書類(CV、推薦状2通、学位や資格の証明書、滞在中にもらう資金の証明)を送って、それらの書類を先方で提出してもらいます。
この書類提出からwork permitが発行されるまで約1か月。ただ最長で1か月半と言われましたし、添付書類準備の時間など考えると2か月はみたほうがいいのでは。。
届いたときにはグチャグチャwork permit
Work permitが手に入ってから、改めてVAF2というemployment用申請書を使ってビザ申請準備をします。配偶者や子供はdependantというカテゴリーで一緒にビザを申請できます。ただ、英国で共働きをする場合は片方しかwork permitが必要ありません。自分は初め相方と各々work permitを申請しましたが、後から準備を始めた相方の方が早く発行されました。。そこで自分は相方のdependantとして申請するという形をとりました。結局自分のwork permitはビザ発行とほぼ同時に届いたので、これは今考えるとだいぶ幸運でした。
ビザ申請には申請センターのHPからダウンロードした申請書、もしくはウェブ上で記入。記入事項もいろいろとあるのですが。。面倒なのはイギリスもしくは他国への渡航歴。すごいちっちゃい枠の中に過去10年全ての渡航歴を記入しろとか言われます。。
ウェブ上で記入した場合はそのままオンラインで提出したうえで、完成版をプリントアウトしてサイン、予約を取って新橋にあるセンターに申請に行きます。ここでまだ気が抜けないのは添付書類です。サインした申請用紙、申請代、パスポート、昔のパスポート(家中を探し回るはめに)、顔写真、work permit、受け入れ先からの招待状(また先方に依頼)、仕事に関連する資格(含:英語力)の証明、現在の雇用証明(英文)、給与明細(要:英訳)、銀行口座の通帳6ヶ月分(+その他の資産の証明)、戸籍謄本、婚姻届受理証(要:英訳)。
などなど。。その他にも「これを出したら?」みたいな書類はHPに列挙されているものの、最終的にどれを出すかは自分で判断しろとつき放されます。
これを全部揃えてコピーとって、若干「上から目線」の申請センターの係員にこれでどうだ!とばかりに渡し(たいてい不備を指摘される)、指紋をとられてめでたく終了。。。
その後1週間強で無事パスポートにはられたビザが書留で送られてきました!ただビザ申請にも3週間はみておけとHPに書かれています。
と、こんな感じで何とかここまでたどり着きました。もしこれから申請を考えている方がいたら、少しでも早く準備を始めることをお勧めします。出発半年前から準備を始めても早すぎることはないと思います。
また必要な書類や申請カテゴリーなども人によって微妙に違いますし、今後変わることもあるでしょうから、あくまで参考程度にしてください。
まぁ今日はそんなところで。。書くのに疲れました・・(苦)