全ては

tatsuamano2008-09-09

慌ただしくつくばの家を片づけて9/1に日本を経ってから、ようやくブログが更新できるような余裕も生まれてきました。
9月2〜5日まで、ロンドンはインペリアルカレッジで英国生態学会に参加してきました。学会自体は右も左も気候変動の影響評価、という感じでちょっと一辺倒な感じでしたが、個人的には口頭発表をこれまで以上に無難にこなせたり、メールでやり取りしたことのある研究者と話すことができたりなど、それなりに有意義な時間を過ごすことができました。相方の母校ということもあって周辺を案内してもらったり、日本からの参加者KDY君やMTZK君とも飲みに行ったりできて、楽しい時間を過ごせました。
5日午前に自分の発表を終え、その足でケンブリッジへ。重い荷物に閉口しながらも雨の中、フラットに到着。大学accomodation serviceのスタッフから注意事項や説明を受けた後、無事入居することができました。
水道・電気・ガスがすぐに使えたことと、相方の両親のサポートのおかげで車やその他の生活必需品がすぐに手に入ったこともあって、生活は想像以上に、というか出来すぎなぐらいにスムーズに始まりました。とは言うものの、土日はラウンドアバウトにおびえながら高速を運転して巨大なスーパーに行き、巨大なカート一杯の買い物を2度繰り返しはしましたが。。
そんな感じで順調に始まった初めての海外生活ですが、今はまだ、見るもの、触れるもの、ほんの小さなことまで全てが知らないことばかりで新鮮です。布団はduvetと言うとか、トイレの消臭剤は便器に直に取り付けるとか、ほとんどの豆乳は甘いとか…またぼちぼちとくだらないことも紹介できればと思います。
目下の問題はインターネットと電話でした。こちらのNTTにあたるBTもご多聞にもれず仕事が遅いようで、相方はウェブ経由で仕事をするため渡英直後からフラットに固定回線を引くべく交渉を繰り返していますがあまり話は進んでおらず、やはり時間がかかりそうです。こちらでの携帯電話は、雰囲気でOrangeという会社の店に入り、プリペイド式のものを購入しました。割とこのタイプも普及しているようで種類も多く、名前と住所を知らせるだけで買うことができ、通話料は事前に店などでtop-upできるというものです。電話機の機能は数世代前の日本の携帯という感じでしょうか。このOrangeの店で、「Vodafoneになら月単位で契約できる無線ブロードバンドがあるよ」と教えてもらい、向かった先のVodafoneで、「3という店では銀行口座なくても月単位で無線ブロードバンドが契約できるよ」と教えてもらい、結局この新参携帯会社で、top-up式の無線ブロードバンドをひと月分契約してしまいました。やはり家でネットにつながるというのは便利です。。
本業の方は、今日からようやくスタートしました。始めはかなり緊張でドキドキでしたが、研究室ではメンバーに温かく迎え入れてもらえました。今日は様々な手続きのためにあちこちに連れて行ってもらい、ようやく本館に入るキーだけはもらえました。研究室でもネットへの接続は手続きが困難らしく、教授のBillは「1年はかかる」と言い出す始末です。。とりあえずは隣席のIraの無線ランアカウントを借りる形でネットにつなぐことができました。
Billは早速今後のスケジュールや研究のことについて話す機会を設けてくれました。研究室でのミーティング、departmentでのセミナー、Cambridge Conservation Forumなどに加え、BTOやIoZとのつながりもあるため、今後多くの場所でいろんな人と交流できるのではないかと期待しています。
そんなこんなで、とりあえず生活は公私ともに無事スタートしました。未だに、朝起きたとき、街を歩きながら、研究室のデスクで、ふとした瞬間に、自分の生活が自分の生活でないような不思議な感覚に襲われますが、これからもいろんなことを楽しみながら、仕事も生活も軌道にのせていきたいと思っています。
あ、みなさんコメントどうもありがとうございました!
Thanks for your message!