異国の地

tatsuamano2009-07-26

相方の両親が最近パリに引っ越したので訪ねる機会がありました。主目的は以前いろいろと預かった荷物を引き継ぐことで、言ってみれば帰国の準備だった訳ですが。
この時期のフランスと言えば、そう!ツールドフランスです!
実は山岳ステージの観戦を企んでいたのですが、どうしても都合が悪く叶わず。パリでも結局帰りの便の時間が合わず生観戦はできませんでしたが、シャンゼリゼ通りに連れて行ってもらって雰囲気だけ味わってきました。
至るところに黄色、黄色、黄色。時々緑と赤の水玉。集団が到着する数時間前から沿道を埋め尽くす人々。各国の国旗。それはそれは大イベントです。

実はイギリスでならライブで中継が見れるだろうと思っていたのですが、ケーブルでしかやってないんですね。パリではテレビをつければどこでもツールの話題なのに。。。イギリスは「大陸」とはちょっとテンションが違うと言われました。もっとも今年はカベンディッシュやウィギンスなどイギリスの有力選手も活躍して、だいぶ注目度は高かったように思いますが。
そして何と言っても、今年はご存知の通り新城・別府両選手が2人参加し、見事に日本人として初めて完走したのです!しかも帰宅してからネットで画質の悪い録画映像(泣)をチェックすると、何と少し前まで自分がいたあのシャンゼリゼ通りで別府選手が逃げをうって疾走してるじゃないですか!!あまりにかっこよすぎて、泣きそうでした。。。

元閣僚の竹中氏が、ハーバード留学時にボストンマラソンで優勝した瀬古選手を見て元気づけられた、とインタビューで語っているのを見たことがありましたが、自分も全く同じ気持ちでした。
別府選手の英語でのインタビューや、新城選手に至ってはほとんどフランス人のフランスチームに所属しながらフランス語(!)で受け答えしているのを見て、何とも敬服する思いがしました。
いつか将来必ず山岳ステージに行って、奮闘する日本人を直接応援したい、そんな想いの残った週末の経験でした。