フットボール

tatsuamano2011-11-12

サッカーと言えばもちろんこちらでは一大スポーツ(文化?)な訳でして、一部のパブでは試合が放映されていたり、日曜の朝には関口宏サンデーモーニング(のスポーツコーナー)的な立ち位置で、今やすっかりスポーツキャスターのリネカーが週末に行われた試合のおさらいなどをしていたりします。
が、ケンブリッジはよくも悪くも他の都市と雰囲気が違うんでしょうか。大学関係者の間ではサッカー熱が想像よりも遥かになかったりします。研究室の面々の国籍を見ると、強そうな国ばかりなんですが。。
自分はサッカー王国静岡の生まれで、父親の母校がゴン中山や長谷部キャプテンを輩出していたりしますが、恥ずかしながら日本でサッカーの試合を見に行ったことはありません。が、こちらに来たからには見に行かなければ分かるものも分からなかろうということで、行ってきました。
イングランド対スペインの親善試合!
素人にいきなりハードルが高すぎそうな点はとりあえず置いておいて。スタジアムの雰囲気から試合まで大変楽しむことができました。

試合前のセレモニーを興味ありげにのぞき込むスペイン代表。「いい人」雰囲気がにじみ出ています…

でもピッチに立てば誇らしげ。

一方、国民の期待が背に重すぎるイングランド代表。若干の悲壮感が…
もっとも、Remembrance Dayという戦没者追悼のため、今まさに黙祷を捧げようとしているタイミング、ということもあります。

スペインサポーターも結構います。

試合は始終スペインの支配率が高かったのですが、イングランドの必死のディフェンスに攻めあぐねている感じでした。そうこうしているうちに、後半セットプレーからワンチャンスでランパードがゴール!虎の子の1点を守りきり、8万人(−1万くらいか?)のイングランドサポーターの期待に応える、というイングランドにとっては願ってもない展開(だったと思う)。
アスリートには一見見えないようなちっこいスペインメンバーが活き活きとパスをつなぎ、それを悲壮感たっぷりに守りきるイングランド、という構図が、なんかそれぞれの国の雰囲気を表しているように感じたのは自分だけでしょうか…

こんなにも多くの同じ方向を見ている顔を見たのは初めてです。

試合終了とともに激しく喜ぶおっちゃん達。この後、こっちに手を差し伸べてきてがっちりと握手。やっていることはマリンスタジアムと変わらない(笑) さすがスポーツは万国共通です。
混雑は若干心配だったのですが、スタジアムと周辺の設計がいいのか、思った以上に行き帰り共にスムーズでした。