アサヒではない。

日本でスーパードライと言えばもちろん切れ味鋭いビールになるわけですが、イギリスでSuperdryと言えば、若者を中心に人気のファッションブランドになります。もっともイギリスで一番出回っている日本のビールもスーパードライなのがややこしいところですが。。
「Superdry 極度乾燥(しなさい)」というブランド名に表されるように、変な日本語がクールとかなりの人気で(日本語分からんから「変な」のがいい訳ではないか…)、Tシャツからバッグ、ジャケットまで街で本当によく見かけます。ケンブリッジでも以前は中心からちょっと離れた店の一角で売られているだけでしたが、今やど真ん中一等地にでかでかと路面店をオープンさせています。今の季節はショッピングシーズンで、このブランドの紙袋をもった人がそれはもう、わんさかいるわけです。ヨーロッパの他の国でもずいぶんな人気なようです。
3年前に初めて見かけた時はおかしな日本語が衝撃的で、一番有名なこのTシャツを着た男性の後ろで思わず「会員証な」とつぶやいてしまったことが思い出されます。
それでも日が経ち、あまりに多くの人が着ているのを毎日見ていて、さらには研究室のおしゃれ番長・ボーもよく着ているのを見ているうちに、
なんだかかっこよく見えてきてしまった。
で、買ってしまった。(笑)

とても気に入っているのですが、果たして日本で着られるのかがよく分からない…

そんなボーも12月一杯でポスドクの任期が切れるということで、研究室から去ってデンマークへ戻ることとなりました。研究室からは12月で他にも二人が去ることになります。ケンブリッジは時期を問わず、非常に人の出入りが激しい環境です。ボーとは2年前に彼が研究室下見にやってきた時に初めて話して、その後、私が日本帰国後に彼はグラントをとって正規のポスドクとなりました。今年になって私がやってきたところ、今度は4か月で彼が入れ替わるようにして研究室を去ることとなります。かぶっている期間は短かったのですが心底いいやつで、海外の研究室という環境でやっていく上で彼の気のよさには何度も救われてきました。
とはいいつつも、こちらで研究室のメンバーが去るといってもあまり湿っぽくはならないのが不思議なところです。ここで築いた関係が今後も研究上のコネクションとして残っていくからかもしれません。彼とも(まずは彼のグラントの次第となりますが)今後も共同研究を続けて行くことができるでしょう。
そんな面々との学部クリスマスパーティの様子。
毎年この時期に、動物学部の各研究室が持ち回りで準備を担当して、学生実験室で行われます。

外では豚の丸焼きが!いつから焼いてたんだ!?

今年の準備担当の行動生態学グループによるこん身のクイズ大会。


行動・進化(?)の問題に果敢に挑む保全生物学者たち。
結果、わりと惨敗(笑)

夜は別途街に繰り出し、ずいぶん遅くまで飲み歩きました。
来週からはいよいよクリスマス本番となるため多くの人が帰省(帰国)し、徐々に人の少ない大学となっていきそうです。