ツールドフランスがやってきた!

ツールドフランス、いよいよ今日が最終日です。もう3週間前の話となってしまいますが、ツールドフランスケンブリッジにやってきた熱狂の一日のことを少々…

かなり(1〜2年?)前にニュースを初めて知った時から、首を長くしてこの日のことを楽しみにしていました。ツールドフランスは以前からフランスの山岳ステージを見に行ってみたいと思っていたのですが、まごついている間に向こうからやってきてくれました(笑)。
ウィギンス、フルームというイギリス人がこの2年間連続で総合優勝していることや、カベンディッシュというスプリンターも活躍していることもあって、イギリスではここのところロードレースが大人気です。ツールドフランス側もその辺を踏まえてか、今年は開幕からの3ステージがイギリス国内を転戦というスケジュールとなりました。もっともイギリス中南部には大した山はないので、興行的な雰囲気がプンプンと漂ってはいますが…。

街は当日に向けて祝賀ムードです。様々なバナーやフラッグが町中に張り巡らされ、商店も独自の自転車カラーを押し出して応援しています。


キッチン用品・古本・服飾店

チョコレート、宝飾品

書店・何の店だったか…?

ワインショップ・ケンブリッジ大学出版

自転車ショップ・雑貨店・デパート
なぞのモニュメントも突如道端に登場
発表されたコースは、ケンブリッジ中心部の公園脇からスタート、カレッジや教会など歴史的な建物が並ぶまさに中心街を通って、南へ去っていく(ゴールはロンドン)というものです。当日は数十万の人が集結するという噂もあって、コースに挟まれる場所に位置する動物学部からは当日は正式な休日とするとのお達しもありました。
前日になるとスタート地点となる公園に続々と関係車両が集まり、ムードも高まります。

これは早めに行って場所取りをしなければということで、当日は張り切ってスタート4時間前に現地へ向かいました。
閉鎖された道路をスポンサーカーが通っていき、否が応でも雰囲気が高まります。

どうせ見るならケンブリッジで最も象徴的な場所で、と選んだキングスカレッジチャペル前。スタートの3時間半ほど前に到着すると、まだ人がほとんどおらず肩すかし…イギリスの中でも"学者"の割合が異様に高いため雰囲気が特殊といわれるケンブリッジ。ひょっとするとあまり盛り上がっていない…?と不安が頭をもたげてきました。

2時間前になって、ようやく人が集まってきて一安心。

観客は暇なので、通る人には誰彼構わず声援を送ります。よくわからない素人ライダーでも一躍有名人気取り。

1時間半前になって、いよいよスポンサーカーが登場。
キャラバン隊の投げるスポンサーグッズを楽しみにしていたのですが、ものすごくまばら…。全く手に入りませんでした。



マイヨジョーヌを始め各賞ジャージを着たミッフィーも登場。来年のスタート地がオランダだからだそうです。

15分前になると、いよいよチームカーが通り始めます。イギリスのチームスカイは大人気です。

5分前、公式カメラマンが目の前に陣取ります。ベストスポットだと証明されたわけではありますが、邪魔!

そしてついに・・・!

どーん!

第一ステージでカベンディッシュが落車・そのままリタイアしたため、国民からの期待を一身に背負うクリス・フルーム(しかし残念ながら2日後に転倒・棄権…)、そして結局この後ずっとマイヨジョーヌを守り続け優勝することとなるニーバリも見えます。
観客のボルテージは一気に最高潮へ。

わー!

わー!

わー!

…完。正味1分の出来事でした。
プロトンの後には各チームのサポートカーが通り過ぎて以上。

唯一の日本人選手、新城選手が所属するユーロップカー。本人は見つけられませんでしたが、今後も頑張ってほしいと思います。

一連の様子は、近くにあるセントジョンズカレッジや別の大学建物からも撮影されており、雰囲気が伝わるかと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=Bit28c7XO0Y&feature=youtu.be
https://www.youtube.com/watch?v=s8y7cxUEfC8
https://www.youtube.com/watch?v=gYEMLaNIIp8
その後のステージはテレビ観戦で楽しみました。フランスの田舎街や山岳地帯を転々としていくその後のレースの雰囲気は、お祭り的なイギリスのステージと異なりさらに魅力的で、やはりいつかはフランスで見てみたいという思いを強くしました。