文明の利器

tatsuamano2005-11-02

 最近図書館のHPからアクセスする電子ジャーナルの具合がおかしい。ここ何ヶ月かよくあるのだが、全くつながらなくなってしまい、欲しい文献が手に入らないので、イライラする。
 文献を得る方法は、僕が研究をかじり始めた5年前から比べても、その進展がはっきりわかる分野。
 学部4年で今の研究室に入ったときには、文献といえば図書館でコピーするもので。研究室のある建物が図書館のすぐ横ということもあって、足しげく通ってた。っていうか、そもそもそのころは研究室でネットにつながっているPCが一台しかなく!(これは時代のせい、というよりも研究室のせいにちがいない。。)、部屋の人全員がそのPCで代わりばんこにメールをチェックする、という、今考えたらオソロシク効率の悪い環境だった。。。文献を探すにもネットにつながったPCの順番待ちをしなければならなかったのだ!
 あるとき、違う学部の友人と話していて、「電子ジャーナルって何?」と呆然として顔で聞いたときには、相当にばかにされたのをよく覚えている。機械オンチしかいない研究室の有志で一大決心をして、各自のPCをランでつないだのも同じころだっただろうか。農学部図書館が電子ジャーナルを契約する雑誌も急激に増え、冊子の購入はむしろ減っていった。
 さらに革命的だったのは、両面プリンターの導入。電子ジャーナルからPDFをプリントアウトするときに、片面プリントと両面プリントだと必要な紙も半分、厚さも半分、なので、整理もラクチン。集めた文献も、昔のちょっとずれちゃって半分に折ると字が読みにくいコピー(写真左)から、厚い片面コピー(中央)を経て、すっきり両面コピー(右)となった。
 そして今や、机から動かずに、Web of Scienceで検索 → 電子ジャーナルでプリント。というなんとも快適な環境。図書館にもあんまり行かなくなった。
 それでもやっぱり東大だからここまで便利だという点もあるかもしれない。雑誌はかなりマイナーなものまでそろえてあるし。以前別の国立大の人に聞いたら、Web of Scienceは使えないと言ってたし。
 いや〜今日のネタ、オチがないなぁ〜・・
 まぁいつも話にオチがないって言われるんですけど。。なんだかおじいちゃんの昔ばなしみたいなネタで失礼いたしました。
 そうそう、今日はこないだの論文ゼミ(仮)で原稿に意見をくれたTKDさんとG・B君がわざわざ僕の居室にまで来てくれて、さらにいろいろなコメントをくれた。ほんとにありがとうございます!