難解。

今まであまり話題にもしていなかったと思うのですが。
今ひとつ輪読をしている本がありまして。
The Nature of Scientific Evidence (Taper and Lele eds.) The Nature of Scientific Evidence: Statistical, Philosophical, and Empirical Considerations
 科学データから結論を導き出す際の、いわゆるFrequentistとBayesianの2つのアプローチの違いに(主に)注目して、Evidenceとは何ぞや?という問いについて多くの統計学者、生態学者がそれぞれの視点から主張している本・・・
だと思います。。
 すいません。。僕にはついてくのが精一杯で本の内容については細かく紹介できません。。。
 中には生態学者が書いてある部分もあるのでわかりやすい章もあるのですが。多くの章はなにせ難解で。。全体の構造として、以前から利用されてきたFrequentistアプローチと、beliefを事前確率として利用するBayesianアプローチのそれぞれが、どのように利用できてどのような問題があるのか、特に注目されていると思うのですが。ところどころ、いや、かなり時々(ごめんなさい。ミエはりました。。)、「あぁなるほど!」と思うこともないことはないのですが。
 事前に内容を理解 → 議論で理解を深める
という通常の輪読サイクルではなく、
 何とか事前に読むだけ読む → 議論でようやく一部がわかる
といった感じです。僕の場合は。大げさでなく。
 ただこの本を読んだ後に普通の生態学関連の論文を読むと、それはもう!すらすらと読めます!あぁ理解できることの幸せ。
 そんなこの本の輪読もいよいよ終盤。あと三章を残すだけになりました。読み終わった後に全体を通したメッセージが何か理解できるでしょうか。それはまだ正直わかりません。。