連休ボケ

で仕事が進まない。。。
不在中にはいろいろとメールが入っていたりするものですが、とある原稿を見てもらっていたアメリカ(アラスカ)人のJHからコメントが送られてきていまして。まぁその内容はとても丁寧に見てくれていて助かったのですが、メールの最後に、
「ちょっと明日からムースの狩りに行ってくるから、何かあったらまた24日以降に。」
ってムースの狩り!?
ムース(ヘラジカ):肩高140-190cm。体重200-825kg
ワイルド過ぎです・・そりゃトリのフィールドワークなんかへぼいもんですよね。。
話は変わりますが、Modelling for Field Biologists and Other Interesting People
Kokko, H. 2007. Modelling for field biologists and other interesting people. Cambridge Univ Press.
読みました。進化生態学・行動生態学で使われるモデル(集団遺伝・量的遺伝から最適化・ゲーム理論・個体ベースまで)について、どちらかというと勉強したい人というよりは、実際に使いたい人をターゲットにすえて書かれている本です。章ごとに実例を使って各モデルを紹介していく形ですが、説明はかなり丁寧でわかりやすく、あまり教科書という感じを受けないままさらっと読むことができました。
自分としては純粋な理論研究については素人ですが、実証をやっていくにも理論の理解や理論的考そうえは必須だと思いますし、応用目的に予測モデルを作っていくためにもいろいろなタイプのモデルの特徴を勉強していきたいと思っているので、モデリングの哲学や各タイプの長所短所などを対比させているこの本はいい勉強になりました。何より、ハンナ先生に「あなたにもできる!」言われると僕にもできるような気がしてきます!(←アホ)
一方でもっと個体群動態モデルについても勉強していかなければならないと思っています。それで実はいくつかめぼしい本を手に入れてはいるのですが、そっちよりも先にこっちを読んでしまうあたり、著者の狙い通り、といったところでしょうか。