宮島沼再訪

tatsuamano2007-10-04

今後のマガン研究についてちょっと考えることもあり、宮島沼に行ってきました。
宮島沼を訪問するのは約1年半ぶりでしょうか。今回は秋シーズンの渡来ピークにぴったりと合わせることができました。あちらにもそちらにもマガン、マガン。初めのうちこそ懐かしさばかりでしたが、ちょっとそこらを走っているうちにすぐに大学院当時の感覚に戻っていました。MRGCHさんの手伝いをしながら、だいぶじっくりとマガンを見ることができましたが、やはり応用面だけでなく、基礎面でもなかなか貴重な研究対象ですね。マガンしか対象としていなかった当時は、あれもできない、これもできない、と対象の短所ばかりが気になっていましたが、他の研究も始めている今となっては、マガンならではの長所というのも少しずつ見えてきたような気がします。今後も興味深い研究を目指してマガン研究を続けていきたいと思います。
 秋渡来シーズン真っ盛り。
マガン、というか宮島沼保全管理という面では、「宮島沼水鳥・湿地センター」という観察センターが今年の春からオープンし、遅ればせながらようやくじっくりと体感することができました。時代が進んだ、なんて僕みたいなひよっこが言うと何十年と宮島沼に関わってきている方々に笑われてしまいますが、やっぱり何か新しい始まりなんだな、と実感しました。何もかも試行錯誤だった頃から、先輩のUSHYMさんを始め、美唄市の方々、ボランティアの方々皆さんの力で、あのセンターを作り上げ、宮島沼保全管理を目指して進んでいる様子には、本当に心を動かされました。
関係者の方々の顔を知っているだけに、ここでこれまで費やされてきた労力が想像でき、そして全世界の他の場所で同様に費やされている労力まで少し感じられたような、そんな気がしました。
 宮島沼水鳥・湿地センター。是非一度ご訪問を。
相変わらず美唄の方々には以前と同じように温かく迎えていただき、感謝しきりでした。短い滞在を終え、飛行機で戻るときに思ったのですが、あの千歳を発った飛行機が苫小牧上空で北海道の陸地を後にする瞬間は、いかにも「去る」という感じで哀愁を感じさせますね。。
まぁまた次回の訪問を楽しみに、ということで。

 天気のいい毎日でした。