直前。

とある研究プロジェクトの最終会議が6日後に迫っていますが、今日になってからようやくそのための解析を始めています。できる限りのことはやりたいと思っていますが、その場しのぎの感は否めません。どうしてこうなるんでしょう?
他の場所でのことはよくわかりませんが、省庁管轄の独法でのプロジェクト内容というのは、実質トップダウン的に決まることが多いようです。その結果さまざまな制限が生まれ、求められる目的と、請けた側が本当にやるべきだと思っていることにズレが生じます。時間が経つにつれ、そのズレの存在自体には違和感を感じなくなってしまうのですが、お金をもらっているからには一定以上のことを果たすべき責務があり、その場しのぎや付け焼刃という言葉が浮かんでくることになります。
そんなんだったらお金なんていらない!と大見得を切りたいところですが、自分はまだいろんな人に守られている立場のペーペーで、本当に自分の力で研究を進めていく厳しさを知っているとは到底思えません。
ただとてももったいないと思うのです。
独法のような研究機関には、間違いなく能力のある人材が集まっていて、実際に優れた研究をしている個人もたくさんいるのに、もったいないと思うのです。
ふと上空からつくばという場所を眺めると、何かとんでもない可能性を秘めているように見えて、自分の机に戻れば、何かができるようにはとても思えないのが現状です。
何かいい打開策はないものなのでしょうか。
縦割りの壁をやぶって、横のつながりを広げていくというのはもちろんひとつのオプションですが、せっかく共通の目的をもった集団があるわけですから、そのつながりを生かすためにはどうしたらいいのでしょうか。
今のところ、なかなか答えは見えそうにありません。