正反対

ちょっと前に、ほぼ1週間違いでBiological ConservationとJournal of Wildlife Managementから受理の知らせが来るという嬉しい経験があったのですが。
その後、BiolConsの方はそれはもうサクサクと進み、最終校正、別刷り注文なども済んで、つい先日、オンラインで出版されたとの知らせが来ました。なかなかスムーズな対応で好印象です。
そういえばJWMの方はどうなったかな…と考えていた矢先、メールがやってきました。なになに・・と覗いてみれば、「最終的な編集を行ったから修正しろ」との指令が。
ファイルをダウンロードして開けてみると・・・真赤ですよ(泣)!
theやtoが消されていたり、現在完了・現在形→過去形、受動態→能動態、"A, B and C"→"A, B, and C"への修正、まわりくどい言い回し、図表の修正、引用の仕方からロジックに至るまで。びっしり。。。
「修正箇所はカバーレターで逐一説明」、「これが最後の修正チャンスです。今後の修正は1か所につき$5。」との脅しまで。。
それも編集部だけならまだしも、これまで査読者と編集長による同様の修正を経てきただけに、さすがにげんなりです。
でもまぁ冷静に考えてみれば、いろいろと勉強になる指摘も多いわけで。受理が前提とはいえ、これだけがっつりと文書をプロに見てもらうというのはいい機会かもしれません。
もちろんこのまどろっこしさはスピード重視の最近の潮流には反していることになりますから、ある程度投稿数が減ることも覚悟で丹念にひとつひとつを仕上げているのか、よっぽど固定客に自信があるのか、どちらかなんでしょうか。
あまり修正されることなくすぐに出版してくれる雑誌と、まるで指導教官かのように時間をかけて文章を編集してくれる雑誌、皆さんならどっち?