風呂の街

ビルに紹介してもらい以前からシギ・チドリの研究についていろいろとアドバイスをもらっていたタマス・スゼクリーに会うためバース大学を訪れました。バースはロンドンから西へ電車で１時間半、ローマ時代から温泉がある街として観光客にとっても人気スポットのようです。
タマスはシギ・チドリ類を対象に、行動・進化生態、個体群保全などをテーマとして多くの学生とともに精力的に研究を行っています。バース大学は横国大のように街から少し離れた丘の上にあり、キャンパスの雰囲気や建物の内部は新しくきれいで、妙に筑波大に似ていてなんだかしっくりした感じでした。
６月にケンブリッジで話した内容と同じでしたが、セミナーでトークをさせてもらう機会にも恵まれました。概ね好意的なコメントをもらいましたが、相変わらず質疑応答は半分満足に答えられたかどうかという感じです。それでも以前はほとんど思う通りには答えられなかったことを考えると、だいぶ進歩したと言えるのかもしれません。
その後タマスとは短い時間ながらも、シギ・チドリの減少パターンとそれを説明しうる要因について、有意義な議論を行うことができました。
日帰りだったので温泉に入る時間こそありませんでしたが、市街を少々歩いて楽しむこともできました。