第二回

ケンブリッジ滞在中に行った仕事の論文化を進める毎日です。
遅筆な自分にとっては奇跡的な、三本同時に投稿中、という状態になり嬉しい気分でしたが、すぐに却下されたりして(…)、二本になったり三本になったりです。。。思い入れのある論文ほど、うまくいかなかったりするものです。
ともあれ、一年ほど前から英語ネイティブの研究者と共著を書く機会に恵まれるようになりました。ビルを初め、いろいろな人に原稿を添削してもらって新しく学んだのは、熱のこもったイントロとカバーレターの書き方です。カバーレターなんてアブストラクトと本文から切り貼りして作っていましたが。。ひとつの課題を完成させた後は、いかにしてその意義を伝えるかが重要、ということでしょうか。
そんな中、一か月ぶりに以前と同じメンバーで環境研に集まりました。前回の飲み会後、打合せやメールのやり取りを通してこれから取り組めそうな重要課題を挙げ、それを基にして議論を行いました。
またもや想像以上に議論は白熱し、ひとつの課題については少しずつ具体化が始まるという進展ぶりです。何せ目指すところが大きいもので、議論が発散したり、意見がまとまらなかったり、各人の役割が明確に示せなかったりと、壁も多々あるのですが、何か一つでも新しく、意義のあることにつながればと思い、今後も取り組みを続けていくつもりです。シーズ研究、という言葉をよく聞きますが、こんなのが本当のシーズ研究なのかなと思ったりしています。