要約

どうも大変御無沙汰しております…
ブログが書けないほど忙しかった訳ではないのですが、少々余裕がなかったりして何カ月も更新が空いてしまいました。いろいろと書きたいことはあったのですが、全て細かく書いていくとまた更新できなさそうですので、要約版です。

5月:水田地帯での調査
霞ヶ浦南岸でのサギ類・餌生物調査、利根川下流域でのシギ・チドリ類調査、水海道での農地鳥類調査、といくつかの調査(手伝い)を行いました。前者二つは東大の学生が中心となって調査を進めています。僕は今年は自分のテーマを持っていなかったのでほぼ後方支援という形ですが、どちらも結果はかなり楽しみにしています。水海道の方は不安もありましたが、冬とセットで何とか終えることができました。サシバが結構いて、相変わらずいろんな意味で研究しやすそうな鳥だなと感じました。
6月:Phenology 2010@ダブリン
開花時期のデータを扱い始めてから是非と勧められていたフェノロジーの国際会議で発表のため、アイルランドはダブリンのトリニティカレッジを訪れました。新しい研究コミュニティーで知り合いも少なかったのですが、共同研究をしているティムの知名度が絶大で助けられました。学会後は久しぶりにケンブリッジにも打合せのため立ち寄りました。去年一緒だった知り合いが皆D論を書いていたり、新しい人が入っていたりと、一年も経っていないのですが、ずいぶん時の流れを感じました。
6月:引越し
4年と少し住んだつくばから東京へ引っ越しました。つくばエクスプレスでの通勤を始めましたが、思った以上に快適で、いい生活のリズムを維持できそうです。
7月:ICCB@エドモントン
カナダで開かれた国際保全生物学会に参加しました。ICCBも北米も訪れるのは初めてで、貴重な体験となりました。ケンブリッジで一緒だったメンバーやフランスに留学中の亘君にも会うことができました。哺乳類のマクロ生態学的研究は特に国際的に系統だって進められていてインパクトがありました。発表をきっかけにまた新たなネットワークをつくることもできました。
8月:UK-Japanワークショップ@英国大使館
6月のアイルランドで偶然知り合った永井さんに誘っていただき、英国大使館で開かれた気候変動に関するワークショップに参加・発表を行ってきました。彼らの共同研究プロジェクトをベースとして、日英それぞれから7〜8人の発表があり、なかなか普段は聞かない話も多かったのでいい勉強になりました。なにより大使館に入れる機会というのもそうそうない訳ですし、大使館で働いている方々とも知り合うことができ、それだけでも行った価値があったというものです。