Faculty of 1000

突然、Faculty of 1000から、「あなたの論文が選ばれ、評価されました」という上から目線なメールが届きました。PRSBに載ったイギリス植物群集の開花時期変化についての論文です。
A 250-year index of first flowering dates and its response to temperature changes.
これにはかなりエキサイトしました!
Faculty of 1000とは、各分野での第一線の研究者であるFacultyメンバーが、出版された論文の中から優れたものを推薦し、評価する、"Post-publication peer review"システムです。個人的には以前から注目していて、4年以上前に自分でもブログで紹介していますね…(昔の文を読むのは恥ずかしい…)
当時はまさか後に自分の論文が選ばれるとは思ってもいませんでしたから、本当に予想外で嬉しい知らせでした。4年後に何が起こるかなんて自分でもわからない、という典型例みたいなものですね。
この記事でも書いていたように、当時は現職場でFaculty of 1000を見ることはできませんでした。ただし、その後要望が通って(だったかはっきりとは覚えていないのですが…)、今では農水関係の独法はフルで契約していますので、今回の自分の評価もしっかりとweb上で見ることができました。
上のリンクも所属機関が契約していないと全ては見れません。悪しからず。
研究室で話題にしたところ、「今年の1000本に選ばれたの?」と聞かれましたが、もちろんそういう訳ではありませんよね。この1000がどこから来ているのかは謎です。4年前は「1600名以上の研究者が」と書いていましたが、今の説明によれば「約4000名のFacultyメンバー」が選んでいるそうです。
ここ数カ月、いろいろと振り回されていたこともあったのですが、ここへきてようやく開花時期関連の解析も新しい結果が出始めました。さらにいい研究をして、また選ばれるような論文を書きたいものです。